君は手紙を読まずにたべた!

ルルたんに萌えてスザクにハァハァする日記

| CALENDAR  ENTRY  COMMENT  CATEGORY
ARCHIVE  LINK  PROFILE  OTHERS  RECOMMEND
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - |
というわけで
おひさしぶりです^◇^
サイト休止にあたり縮小したわけですが…サーチから来てくださった方には申し訳ないだろうなと思ったので登録解除してきました!
サイトやってる意味あんのかよって思われるかもしれませんが…!すみませんまだもう少しだけいさせてください。
亜子、ぎあすスキ!!!!!


追記で上げようにも上げられなかったよくわからない話。



眠りから覚めたとき、必ずわたしの目の前を蟲が這いずる。
芋虫か、蚯蚓か、蛆か、蜘蛛か、はっきりしない。もしかしたら、その正体は人間なのかもしれない。

この世に善も悪も存在しないのだ。
あるのはただひたすらの、本能である。本能で生きるすべての万物は例外なく皆蟲なのだ。

おまえも、わたしも。





聞いたことがあるようなレクイエム





演説はたったの五分という、大変短いものだった。

ルルーシュはマントを翻して壇上を去る。まるで玩具を失った子供のように、寂しげな目をして。

ルルーシュの後ろを歩きながら、スザクはふと随分前の会話を思い出していた。あれはいつだったか。ルルーシュと再会して、すぐの頃だった気がする。


『蟲はきらいだ。』


唐突に言うものだから、てっきりスザクは近くにあの(よく夏に出てくる黒光りした)虫でも出たのかと思い慌てて新聞を探した。


『どこ!?どこなのルルーシュ!?』
『は』
『だから、ごき、ぶ…』


スザクはそこまで言って、自分の間違いに気がついた。ルルーシュが一生懸命笑いを堪えているのが見えたからだ。
おまえ何でそこでゴキブリになる、と笑うルルーシュに、スザクは頬を膨らませた。ルルーシュが何の脈絡もなく、いきなり虫なんて言うからだろ。

ひとしきり笑い終わった後、ルルーシュは滲んだ涙を拭いながらスザクの手を握った。あれだけ笑ったのに、ルルーシュの体温はとても冷たい。


『…蟲は汚いだろう』
『汚い?』


ルルーシュの手を握り返しながら、スザクははたと考えこんだ。
確かに虫はお風呂入らないしね、と考えこみながら呟くと、ルルーシュは確かにな、とまた笑った。


『…スザクは綺麗でいいな』
『えぇ?』
『綺麗だよ。とても』


スザクにしてみれば、ルルーシュの方が綺麗という言葉に値すると思う。いやむしろ、ルルーシュにこそ、綺麗という言葉が相応しい。そのくらいルルーシュは美しく、儚いイメージがスザクの中であった。


『ルルーシュの方が綺麗じゃない』
『綺麗?…は』


ルルーシュは自嘲するかのように鼻で笑い、繋いだ手を解いた。
するり、と解かれたてのひらが寂しくて、スザクはルルーシュの横顔を見つめた。ルルーシュは一瞬困ったように眉を下げるが、そっとスザクのもとを離れた。


『おまえは、いつまでも綺麗なままでいろよ』


「スザク」


あの時のルルーシュの笑顔が頭にちらつく。何かを諦めたような、何かに別れを告げたような、そんな哀しみや切なさといったものを彷彿とさせる笑顔。
それと全く同じ笑顔で、ルルーシュはスザクに微笑みかけた。
どういった表情で返事をしたらいいかわからなかったので、とりあえずスザクも笑ってみた。その笑顔は大分ぎこちなくて、滑稽なものであったが。


「俺はあの頃よりも随分汚れてしまったけれど、」


スザクのいびつな笑顔を見て、ルルーシュの瞳に涙が滲む。涙が零れる度に、段々とルルーシュの笑顔も歪んでいった。
それでも背筋を一生懸命伸ばして、震えそうになる声を抑えるルルーシュが、スザクはとても眩しく見えた。


汚れてしまった?


「おまえは変わらず、綺麗だな」


綺麗なのは君の方だよ、ルルーシュ。




(僕はこのまま、蟲のように生きるのだろうか?)

(それでも、ただ君には、君だけには、鳥のように大空を舞ってほしいよ。)


「ゼロレクイエムを、やろう。」
| 10:23 | ギアス | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| 10:23 | - | - | - |
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://xxxakkoxxx.jugem.jp/trackback/66
<< NEW | TOP | OLD>>